(1) 水栓ハンドル部の軸部よりの水漏れ |
●ハンドル軸部よりの水漏れです。 この場合は水栓を閉める(ハンドルを閉める)と水漏れは起きません ハンドルの袋ナット(カバーナット)の中にある傘状のパッキンが劣化しているので交換します。 パッキンは座金とセットでホームセンターで200円程で売られています。 家の止水栓を閉めて水道を止める必要があります。スパナが必要になりますが取替えの概略を下に示します。 |
●ハンドル部の構造図です。 図にはありませんがスピンドルの下には止水パッキン(通称止水コマ)が付きます。 ハンドル軸部よりの水漏れは図にあるパッキンとパッキン座金を取替えればなおります。 |
●モンキースパナをカバーナットに合わせ逆時計方向に回しハンドル部を取り外します。 ●ハンドルの上のビスをプライヤー等で外してハンドル部を 分解します。 |
水栓によってはビスが隠されているのもあります、(左写真) この場合は中央部のビスキャップを 小さなマイナスドライバー等でこじ開けるとビスが現れます。プラスドライバーでビスを外します。ハンドル部を持って左回しで外れます。ビスを外したらハンドル部を上に引き抜きます。 古い水栓だと固着しているかも知れません、ドライバーの柄などでコンコンと振動を与えながら抜いて下さい。 |
●古いパッキン、座金をスピンドル(軸)より抜いて新しいパッキン、座金に取り替えます。 パッキンは径の小さい方が上(ハンドル側)になります。座金はパッキンの下です。 ●分解の逆の手順で組み立てて行きます。 |
ページトップに |
(3) 自在蛇口の根元よりの水漏れ |
●自在蛇口の根元側よりの水漏れです。 自在蛇口の袋ナットの中のパッキンが劣化しているので交換します。 このパッキンはパイプリングとセットでホームセンターで200円程で売られています。 この場合は家の止水栓を閉める必要はありません、水栓のハンドルを閉めるだけで交換できますので素人の方でも出来ます。 スパナが必要になりますが取替えの概略を下に示します。 |
●まず水栓のハンドルを閉めます。 ●スパナで袋ナットを緩めて、蛇口パイプを取り外します。(左写真) |
●水栓本体側に古いパッキンが残っていますので取り外して下さい。(左写真) ●パイプに付いているプラスチックのリングも取り外します。溝にはまっているので少し固いですがこじ外します ●新しいリングを蛇口パイプの溝にはまるように取り付けます、この時リングの径の大きい方を奥側(水栓側)にします。 ●新しいパッキンを水栓蛇口にはめます。この時パッキンが二重になった方を奥側(水栓側)にします。 ●蛇口パイプを差し込んで袋ナットを閉めて出来上がりです。 |
(2) 水栓金具の壁取り付け部よりの水漏れ |
●この水漏れは壁より水栓金具を取り外して点検する必要があります 壁の中への水漏れも考えられますので早急に修理することです。 一般の方には無理ですので専門家に依頼する必要があります。 |
ページトップに |
(4) 給水継ぎ手の蛇口取り付け部よりの水漏れ |
●給水継ぎ手の下部の締付ボディ部分をさらに右に締付けて下さい。 それでも水漏れがあるようでしたら給水継ぎ手を一旦取り外して取り付け方記事を参考に付け直して下さい。 その際に給水継ぎ手の中にあるパッキンの変形、ひび割れが無いか確認して下さい、あれば給水継ぎ手を交換します。 |
●以前洗濯機が接続されていた蛇口は変形したり穴が開いている事もあります(写真左)。 蛇口の先をよく観察して下さい。 おかしければ蛇口を交換するか右写真の新しいオートストッパー付水栓ジョイントに交換して下さい。 ※蛇口の先部分のみはホームセンターで販売されています |
ページトップに |
(5) ホースと給水継ぎ手のはめ込み部よりの水漏れ |
●ホースの取り付け取り外しを何回かしてみて下さい。 それでも水漏れがあるようでしたら給水ホースの接続部にあるパッキンの不良と思われます。 このパッキンは取替えが困難なためホース組み立てを交換します。 念のため給水継ぎ手も新しいのに交換したほうが良いでしょう。 |
(6) 洗濯機側の接続部よりの水漏れ |
●本体にネジ込んでいる袋ナットが緩んでいませんか? 再度締付けて下さい。 ●一度袋ナットを取り外して中にあるパッキンを確認して下さい。 パッキンが変形、ひび割れしているようでしたら取り替えて下さい。 |